脾臓の病気の種類

脾臓の病気の種類について

私達の身体の中で、血液の若さを保ったり異物から守ったりといつも忙しく働いている脾臓。この脾臓にもやはり病気が存在します。
脾臓の病気は気づかないことも多々あるために、自分の身体をよくよく観察していないと突然発症することもあり危険です。
では、どのような病気があるのかを詳しくご紹介していきましょう。

 

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脾腫(ひしゅ)

脾腫自体が単独で起こるということはなく、脾腫を起こす原因となる病気が存在していてそれが引き金となって起こります。
脾腫を引き起こす原因となる病気はたくさんあるため、全身すべての病気を疑う必要があるでしょう。

 

では、実際脾腫を起こすとどうなるのか、それを説明していきます。
脾腫になると血球、血小板を過剰に取り込んで貯蔵するようになり、これは脾機能亢進症(ひきのうこうしんしょう)と呼ばれているものです。

 

脾機能亢進症を引き起こすとどんどん血球や血小板を取り込んでいき、血液中のこれらが少なくなっていきます。
さらに取り込んで脾臓が大きくなるごとに、血球や血小板を取り込む量も増えていくという悪循環に陥り、
最終的に正常な赤血球まで取り込まれて異常な赤血球と共に破壊されていってしまうのです。

 

普段120g程度しかない脾臓が、脾腫を引き起こすことによって2倍以上に膨れ上がってしまうこともあります。
これによって胃が圧迫されて食欲が減退したり、胃や背中の脾臓がある位置に痛みを感じるという症状も出るようです。

特発性血小板減少性紫斑病(とくはつせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)

原因不明の病気と言われています。特に明らかな基礎疾患や原因となる薬・病原体がないのに発症する、怖い病気です。

 

主な症状は自分の血液中に流れる血小板に対して抗体ができてしまい、血小板を脾臓で破壊してしまうというもの。
どうして自分の血小板に対して抗体ができてしまうのか、その原因は未だにわかっていません。
ただ、遺伝子が関係しているという報告は今のところないようです。

 

特発性血小板減少性紫斑病には急性型と慢性型があります。前者は小児、後者は成人に多いのが特徴です。
急性型については、自然治癒することがほとんどであると言われています。

 

初期は自覚症状がほとんどなく、血小板が減少することによって起こる出血傾向で発症することがほとんどです。
皮膚の出血斑、鼻血、血尿や血便、月経過多といった出血が関わるもので発症します。中には脳出血で発症することもあるようです。

 

また最近になって、胃潰瘍などの原因となるピロリ菌との関連が明らかになりました。
この菌を除菌することで血小板が増加するという報告も上がってきており、
原因不明であるこの病気の治療方法に期待が持たれているようです。

遺伝性球状赤血球症(いでんせいきゅうじょうせっけっきゅうしょう)

遺伝子の欠陥によって起こる、脾臓の病気です。
赤血球の膜に異常が起きて、本来円盤状の形をしているはずの赤血球が球状になってしまうことから、こう呼ばれています。

 

球状の赤血球は非常にもろくなっていて、脾臓で簡単に破壊されてしまうのです。
その結果、赤血球が足りなくなり貧血の症状を引き起こします。重篤なパターンだと子供の頃からその症状が現れるのも特徴です。

 

主な症状は蒼白、疲労感、脱力感、倦怠感、息切れなどの貧血の症状のほかに、黄疸の症状が見られるケースもあります。
現在のところ、この病気を治療する方法は脾臓の摘出のみとなっているようです。

 

 

脾臓に関する病気は全体的に、「自覚症状が乏しい」という特徴が見られ、
気がついたときには症状が進行しているということもよくあります。
少しでもおかしいな、と感じたら病院を受診するなどの対処を怠らないようにしましょう。

 

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